概要

 放射線科は、レントゲン撮影・血管造影検査(AG)・CT検査・MRI検査を行っています。CT検査では、RI(放射性同位元素)を使わずに、脳血流検査を行えるXe-CT検査も行っています。

 また、当院では、フィルムを使用せずに、同じデータを違う場所で同時に見られるPACSというシステムを採用しており、より早く、より的確な診断が可能となっています。

 昨年から女性の技師を雇用しております。

女性の患者様で、男性の技師に言いづらいことや相談しづらいことがあれば、お気軽にご相談下さい。 (写真をクリックすると拡大します)

 

MRI検査

 MRIとは、強い磁石と電磁波を使って体内の情報を画像化したものです。

CTと違って放射線を使用しないので、被曝する事なく任意の角度を撮影することができます。

 また、造影剤を使用せずに、血管だけを表現できるMRAという撮影方法もあります。

造影剤を使用する検査としては、腫瘍などの鑑別診断や形状の把握・腫瘍と静脈との位置関係を3Dで表現する事・術後の経過観察などに用いられます。

 MRA検査後の診察で、動脈瘤が発見または疑わしい場合は撮影したデータを用いて、3D画像を作成し、より詳しい診断をおこないます。

動脈瘤のある方のフォローアップ(経過観察)にも用いられています。

血管造影検査(AG)

  血管造影検査とは、肘または太ももの付け根から、カテーテル(直径1~2mm程度の)という細い管を血管に入れて、X線透視画像で確認しながら、頭へ向かう血管を選択し、造影剤という薬を注入しながら撮影をおこないます。

  血液の流れや動脈瘤の精査・異常血管の有無などの診断ができます。

  検査は、局所麻酔をしておこなうので、痛みがあるのは麻酔の注射をするときのみです。

 また、動脈瘤の精査や検査中に動脈瘤が発見された場合、3D撮影(血管を立体的に見せる)をおこない、動脈瘤の形や大きさをより正確にあらわし、手術に役立つ画像を作成します。(静脈も撮影し、動脈と静脈を合わせた画像も作ります。)

CT検査

 CTとは、X線とコンピュータを利用して、Xせんを360度方向から照射し、頭の断層写真を撮影します。(頭部以外にも胸部や腹部の撮影をおこなうこともあります。)

必要に応じて、造影剤を使用して撮影をします。造影剤を投与することにより、動脈瘤の診断や腫瘍の鑑別をより詳細に診断することができます。

 また、キセノンガス(ゼノンガスともいいます)を吸いながら、頭部のCTを撮影し、そのデータを解析装置にかけて、頭の中の血流を評価する検査も行っています。

サーモグラフィーのように表現され、赤に近ければ血液の流れが良く、青い部分に近づくほど血液の流れが悪いとみます。 (上図中央)

 

 

PACS(院内画像ビューア)

 PACSとは、医療の現場で使われるCR(レントゲン写真)やCT・MRI・AG(血管造影検査)などのデジタルな医用画像データを保管・管理し、オンライン・ネットワーク(院内ネットワーク)上で医用画像データのやりとりをする医用画像システムのことです。

一つの画像を同時に異なる場所(例えば、医局と看護詰所または、放射線科と外来診察室・救急診察室など)から参照する事も可能であり、過去の画像の検索が容易な為、より早くより的確な診療が可能となっています。

 また、コピーなども従来は、たくさんのフィルムを持ち運びをしていましたが、CDやDVDにデータ処理ができる為に他院へのデータ供給も簡単におこなえるようになり、持ち運びも楽になりました。

 写真にうつっているのは、PACSの端末です。

大きな2つのモニターに検査をした写真を写しだします。

高精細モニターを使用していますので、画像データを拡大してもにじみが少なく、より詳しく見ることが可能です。

レントゲン撮影

  放射線を使った検査で、骨や胸部・腹部の写真を撮影します。

骨折や骨病変の診断や肺炎・胸水・気胸・腹水・腹腔内のガスなどの診断に有用です。

 当院では、レントゲン撮影の際にCR装置(デジタル画像)を使用しております。

撮影したデジタル画像は、モニタで直接読影でき、画像処理が可能でデータの保存・伝送に適しています。

画像処理が出来ることにより、撮影時の被ばく線量が軽減できます。

 デジタルデータですが、フィルムに出すことも出来ます。

おねがい

 受診される患者さまにお願いがあります。

当院での検査は、ほとんどを予約なしで患者さんの受診当日に行っています。

具合の悪い方や救急患者様・病棟の患者様なども一つの機械でおこなっており、順番が入れ替わったり、待ち時間が長くなることがあります。

ご理解のほどよろしくお願いします。
 また、受診の際は、検査の邪魔になるような服装(きもの・ボタンが多い服・金属が付いた服など)や外しにくい装飾品やウイックなどの付け毛はご遠慮下さい。

 

緊急に検査が必要な時があり、お待ちいただくことがあります。

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連絡先

滝川脳神経外科病院

〒073-0044

滝川市西町1丁目2番5号

Tel 0125-22-0250

Fax0125-23-1302

 

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〒073-0044

滝川市西町1丁目3番13号

Tel 0125-22-0860

Fax0125-22-7321

 

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